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TOA中心、女性向二次創作ブログ。 ネタ語りやら小説やら書けれたらいいかなと。 同人・女性向・BLという単語に拒否反応を示される方、 単語の意味が分からない方は閉じた方がよろしいかと
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キリ番7676を申告して下さった赤根さんに捧げます
それ以外の方はお持ち帰り厳禁ですので!

リク内容としては
『最強ディスト設定でルークとほのぼの』
でということだったですが
リクに答えられているのか不安ですなorz
時期的にいうとちょうどセントビナー訪れている辺りですかね











ディストがルークを生み出して早7年
ディストとルークの付き合いももう7年
それなりに長い年月を二人は過ごしていた


現在ルークは軟禁されている屋敷にいるのではなく
外の世界、それも敵国であると言われているマルクトの地を踏んでいた
それもこれも屋敷を襲撃してきた馬鹿な軍人のせいである
ルークはディストのことを
ファブレの屋敷にいる父親以上に父親だと思っているし
(というより実際父親だろう)
聡明なところも強いところも、
そしてどこか鈍いところも全部含めて大好きだ
だからそんなディストが勤めているといってもいいダアトの軍人も
一部を除いて(それは髭だったり樽だったり)
まともだと思っていたのに
その考えが覆されつつあることにがっかりしていた
いつも屋敷にやってくる髭の態度だけでもがっかりしていたのに
その妹の馬鹿さ加減や導師守護役でもあるアニスの態度
そして一部の六神将・・・考えるだけでうんざりだ

自称和平の使者一行に(無理やり)タルタロスに乗せられていたルークだったが
その一部の六神将の襲撃のおかげで
タルタロスは結構なダメージを受けてしまい
今はゼントビナーの街に立ち寄っていた
死者は出なかったものの怪我人が多く
元より多く乗っていなかった軍人の半分が帰還しなければならない状態だ
セントビナーを治める当主といってもいい老マクガヴァンにより
足りない兵士を補充、明日には出発できることとなった
(ここでジェイドがその親子にこってり絞られていたことも記しておこう)

未だルークを迎えに来るキムラスカ側からの兵士はいない
それもそうだろう
そんな簡単に敵国に入れるわけではない
いくら今の皇帝が戦争反対派といえども数年前まで戦争をしていたのだ
無理に等しい
せめてカイツールまでには来ていてほしいところだ
一人部屋にしてもらい(もちろん扉の外には護衛で見張りがいる)
この先のことを考えながら窓を覗いていた
ちょうど窓は街とは逆の方向を向いており
一瞬、危険じゃないかとも思ったが
そうそう神託の盾も襲ってはこないだろうと思い気を抜いた時だった


「そう簡単に気を抜いては駄目ですねルーク」


言葉づかいだけを聞けばジェイドと間違えただろう
けれど何年も共にいたのだ、間違えるはずはない


「ディスト!!」

「夜中なんですから大きな声を出さないように」

「あ、ごめん」


屋根から顔を覗かせてルークが窓から離れるのを確認すると
器用に一回転をして部屋に入ってきた
それはいつも見慣れた銀髪に眼鏡をかけ
真っ黒なシャツの上に白衣を着たディストの姿だった


「無事・・・みたいですね
神託の盾の軍人があなたを攫ったと聞いたので驚きましたよ」

「お、俺だって驚いたよ!
まさかあんなやつがいるなんて思わねぇもん!
それよかディスト!六神将の奴らなんなんだよ!
俺達が乗ってた艦隊を襲ってきたんだぞ!!」

「・・・それについてはこちらも頭が痛いですよ
一応止めるように進言はしたのですよ?
まさかその後本当に行動するなんて思いもしなかったし
死者が出なかったのは不幸中の幸い・・・ですかね」

「ほんと信じられねぇよ!
訳・・・わかんねぇし・・・」

「ルーク・・・」


見た目は17歳でも精神はまだまだ7歳の子供だ
見知らぬ土地、見知らぬ人に囲まれて
今まで心細く不安だったのだろう
目にはうっすらと涙が溜まっていた
確かにダアトの六神将が仕出かしたことは頭の痛い出来事だ
自分もそのダアトの一員なので同じ様な目で見られたくないという気持ちもある
そろそろ手土産等々を持ってマルクトに戻るのも手だとも思うが
今はどちらかというと子供の精神状態のほうが心配だった
ディストはそっと近寄ってルークの背中に手を回す
それに伴いルークもディストの背中の服を強く握りしめた


「・・・すみませんね、本当はもっと早く来たかったのですが」

「・・・いい、だってディストも忙しいんだろ
でも今来てくれたから・・・いい」


ひっくひっくと嗚咽しながら喋るルークの背中を
ゆっくりと撫でてやる
まだルークが生まれて数年の頃
よく泣いていた時のように
そうすれば自然と気持ちが落ち着いてくることもわかっていた


「もういいのですか?」

「・・・大丈夫」

「目は後で冷やしておきなさいよ
明日赤く腫れ上がるかもしれませんしね」

「・・・わかった
なぁ、ディストも一緒に行けないのか?」

「一緒に行きたいのは山々なんですがね・・・」

今ルークの近くにはジェイドがいるのだ
昔からの幼馴染
もう片方の幼馴染同様彼は今もマルクトに所属している軍人だ
見つかれば何を言ってくるのかわからないし
めんどくさいことになる
何よりそんな情けない姿をルークに見せたくなかった


「今ここで私の姿を見せたらまずいでしょう
一般に私は六神将として認識されていますし
また近いうちに会えるようにしますよ」

「・・・そっか、わかった
我慢するからなるべく早く来てくれよな!」

「今度はシンクとアリエッタも連れて来ておきますよ」

「約束な!」

「えぇ、これ以上あまり遅くなると
明日に響くといけませんし私は帰りますよ」

「絶対な!絶対だからな!!」


きらきらと光る瞳はディストを見上げるが
瞳の奥底には不安の光もあることにディストは気づいていた


「・・・絶対来ますよ」


そう言ってぐりぐりとルークの頭を撫でると
ディストは窓枠に足をかけ闇夜に体を躍らせた



不器用な親心
(心配なものは心配なんだからしょうがない)



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

とりあえずディストには
目一杯ルークを子供扱いしてもらいました
うちのディストはあれですね
おかんよりもおとんですから
この設定だとルークもディストのみに子供扱いされても怒らずに
むしろもっと構って構って~な姿勢ですね 萌ゆる
申告どうもありがとうございました☆

08/04/09 夜人

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夜人と書いて「やと」って読みます
はまらないようにと思っていたのに
中古で思わず買ってしまったらどっぷりTOAにはまってしまったというそんな罠
ネタ語りやら小説が書きたいと思って勢いでブログ製作
サイトはまぁあらかたできたら作ろうかなと模索中
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これってキリ番じゃないの?
って思った数字があれば
拍手なりでコメ下さい
リクがあれば小説等書かせて頂きます
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