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TOA中心、女性向二次創作ブログ。 ネタ語りやら小説やら書けれたらいいかなと。 同人・女性向・BLという単語に拒否反応を示される方、 単語の意味が分からない方は閉じた方がよろしいかと
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陛下が偽物くさいよー
でも書いているのが私だからしょうがない(開き直り
アスランさんは陛下のこと若様って言ってます
あながち間違っていないし
あと陛下偽名言っちゃってますんで











「姉上!!」

「レイラ様!!」


ふと、入口のほうから慌てて入ってくる者達が見えた
赤茶の髪の毛に翡翠の瞳をしており、おそらく女性の弟だろうと推測でき
黒髪に腰から剣を下げた女性は護衛騎士だろうと判断できた


「姉上!もう何やってんだよ!
勝手にふらふらいなくなったら駄目なのにまた厄介事に首を突っ込んで!」

「レイラ様!先ほども言いましたが私に声をかけて下さい!
いくらお強いからといっても危険です
私は自分の命がいくつあっても足りません」

「ごめんなさい、つい足が動いてしまって」


どうやら助けてくれた女性は自分と似ているらしい
美人に外見に似合わず相当なお転婆なのか天然なのか・・・
今は始終にこにこしながらもどこか申し訳なさを漂わせ謝っている


「若様!」


どうやらピオニーにもお迎えが来たようだ
息を切らせてアスランがこちらに走ってくる


「おー、すまんな」

「お願いですから・・・ふらふらと・・・歩き回らないで下さい・・・」


息が物凄く切れているあたり散々走り回り探してくれたのだろう
そう思うと悪いと思ってしまい苦笑しかでない


「姉上・・・こちらは」


多少警戒されながらも女性の弟が声をかけてくる


「ここで転がっている方達に絡まれていたからちょっと」

「・・・姉上」

「では、この者達は縛り上げて役所に引き渡したほうが良さそうですね」


息を整えたのかアスランがそこらにあった縄を使い
男達を素早く縛り上げていく
それと同時に女性の護衛騎士も同じように縛り上げていった


「えっと、怪我はね・・・ありませんか?」


女性の弟がピオニーへと声をかけてくる
取ってつけたような敬語に苦手なのだろうと推測できた
その隣には助けてくれた女性もにっこりと微笑んで立っている


「あぁ、お前の姉上のおかげで助かった
本当に感謝している、礼を言う
名を聞いてもいいだろうか」

「怪我がないようでしたらよかったですわ
私はレイラ、この子の名前はルカと申します
今日はたまたまケセドニアに小旅行に来ていましたの」

「そうか、俺の名は・・・パールだ
護衛を連れてケセドニアに初めて来たはいいがこんなことになるとはな」

「表が輝いている分、裏で闇があるのは仕方のないことですもの
ですが先ほども言いましたがケセドニアはとても良い街
十分楽しんでから帰国して下さいませ」

「そうしよう
まぁ 素敵な女性に出会えたので
こいつらには少し感謝せねばならないか?」


レイラの髪の一房を取り、そこに唇を落とす
その瞬間ルカから怒りの表情を向けられたがピオニーは無視をした


「若様、私と彼女はこいつらを役所に連れて行きます
申し訳ないのですがついてきて貰ってもよろしいですか?」

「元々は俺が招いたことだ、それにまた離れるのは得策ではないしな」

「レイラ様、ルカ様もよろしいですか?」

「えぇ、ごめんなさいね」

「いいって!それよりも起きる前に連れて行こうぜ」



一行はケセドニアの役所に男達を引き渡し
多少の事情を話してから役所を出た

「それでは我々はこれにて」

「えぇ、ありがとうございました」


ジョゼットとアスランは互いに握手をし合っている


「パールさん・・・だったよな?
あんまりふらふらしたら迷惑だからやめたほうがいい・・・ですよ」

「おっ、言うな坊主!
わかったわかった心がけるようにしよう」

「ちょ、髪の毛ぐしゃぐしゃになる・・・!」

「ははは!ではなレイラ
また機会があったら会いたいと思う
そうだ!これを受け取ってくれないか?」

「え・・・?」


ピオニーは首から下げていた(いつも髪飾りにしている玉を)のを首から外し、
それをレイラのほうへと手渡そうとした
いつもはグランコクマを思わせる青い空のような物をつけているのだが
今日はどうしてか翡翠を使ったものを首から下げていた
丁度レイラやルカのような目の色をしたような宝石だ


「ですが・・・」


レイラは取るのを渋っていた
高価なものだということは誰の目から見てもわかる
大きな翡翠の宝石に周りを金の金具で止めてあり、
その金具にも小さな宝石がちりばめられている
・・・だからこそピオニーが男達に狙われる原因にもなったのだが


「助けてくれた礼だと思ってくれればいい
貰ってはくれないか?」

「・・・では、ありがたく頂戴いたします」


レイラのほっそりとした手の上にピオニーから渡される
何気にいつもと違うのを持っていこうと思ったのは
このような予感があったのだろうかとも思った


「大切にいたしますね
・・・私も機会があればまた会いたいですわ」


発言した言葉やレイラの満更でもない表情に
ルカの眉には父親や双子の兄みたいな皺ができたのは言うまでもない
その後、ピオニーとアスランはマルクト側へと帰って行った


「なんだか不思議な方たちでしたね
それに・・・どこかで見たことあるような・・・」

「あら、ジョゼットは護衛のアスラン様が気になっているのかしら?」

「べ、別にそういうわけでは・・・!」

「・・・ジョゼット、顔真っ赤にしても意味ないって」

「ル、ルカ様まで・・・!!」

「でも確かに気になる方たちでしたわね」

「あ、姉上!!?」


意味深な発言にひやりとしたルカは姉の顔を見る
そこにはいつもと変わらぬ笑顔だが
少し嫌な予感もした


そうして一悶着があったもののケセドニアの視察は終了し
後日バチカルからケセドニアへ護衛団が派遣された
それとほぼ同時期にマルクトからも護衛団が来たという
彼らとの邂逅
次に彼らとの邂逅は2年後のことである・・・
さらにその後一悶着があることを今の彼らは知らない

余談だが視察から帰ってきたレイラとルカを待っていたのは
眉間の皺をいつもより刻み、少し怒りに震えていたルカの双子の兄
その怒りの矛先がルカに向かったことは言うまでもない



出会いは突然に



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
一応これでケセドニアは終了
なんだか突っ込みどころ満載だけど気にしない!
むしろ気にしたら終わりだ!
書きたいものをすっかり忘れていて修正しました!
髪飾り!これ使いたかったのだよ!!
気付いたらお揃いです(笑)


08/02/09 夜人

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夜人と書いて「やと」って読みます
はまらないようにと思っていたのに
中古で思わず買ってしまったらどっぷりTOAにはまってしまったというそんな罠
ネタ語りやら小説が書きたいと思って勢いでブログ製作
サイトはまぁあらかたできたら作ろうかなと模索中
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