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TOA中心、女性向二次創作ブログ。 ネタ語りやら小説やら書けれたらいいかなと。 同人・女性向・BLという単語に拒否反応を示される方、 単語の意味が分からない方は閉じた方がよろしいかと
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拍手で上げていた最強ディストネタ
もうこれでもかってくらいぐらっぐら揺れている上に
どんどんいいおとんになってくディストさん
うちのディストはおかんではなくておとんです(笑
次に書くとしたら屋敷あたりかなー
このディストなら簡単に屋敷に入る許可をもぎ取りそう











ダアトの地下、それも1番末端に位置する部屋
そこがディストの研究室兼私室である
始めその場所を選んだ時は周りからは奇異な目で見られた
やはり研究者というものは暗く湿ったのを好むのだと中傷の言葉も向けられた
だがそのような視線や言葉などディストにとっては慣れたものであったし、
さして気にするようなことではない
隔離されている部屋は研究するにも
何をするにも都合がいいと当時のディストは思っていた
今は別の意味でよかったと思っているが・・・


「あっ、あーう」


部屋から似合わない子供の声が響く
見た目は10歳くらいの子供だが言動は赤ん坊のようである
否、ようであるのではなく本当に精神は赤ん坊並だ
その子供は先日培養液から出ることのできた
ルーク・フォン・ファブレのレプリカであった
本来なら培養液から出された時点でファブレ家にやるはずだったが
出されたばかりでは(いろいろ含めて)
危ないということでディストが預かっていた
本来ならヴァンが面倒を見るはずなのだが、
ヴァン自身がディストに預けてきたのである
自分に懐くようしなければならないのをわかっているはずなのに
ヴァンは現在誘拐してきたルーク、基アッシュに構うことに必死らしい
なんとも詰めの甘い男だが、ヴァンの野望には全く興味のないディストには
関係なかったし別にどうでもよかった
そんなルークの世話をしながら研究を続ける日々をディストは送っていた


「今私は忙しいんですよ、少しは大人しくしてなさい」

「やっ!!」

「やっ、じゃありませんよ
もう少しで終わりますから」

「う~・・・」

「あっ、コラ!」


培養液から出されて数日経つがディストには驚きの連続であった
始めは言葉も何も喋れず泣くことしかできなかった子供も
今では簡単な意思の疎通ができるし
走り回ることはできずとも歩き回ることはできるようになっていた
元々知識が高かったのか、それとも知識に飢えていたのはわからないが
手がかかることに変わりはない
子供を育てたことのない30近くの男が慌てるのは手を取るようにわかる
それに加えてルークの精神は一桁の年齢でも身体は10歳の身体だ
手加減なんて言葉を知らないお子様はいつでも全力投球で、
ディストは疲れが溜まっているのか目にはうっすら隈ができていた


「うっうー」

「あぁもう、乗せててあげますから大人しくしてなさい!」

「あいっ!」

「あいじゃなくてはいでしょう」

「はうっ!」

「・・・惜しいのですがね、それだと余計おかしいですよ」

「う・・・にゅ」


ディストの周りをうろうろと纏わりついていたルークだが
流石にこれ以上放置しておくといろいろと危険である
なにせディストの私室兼研究室なのだ
寝場所と物書きをする場所と別けてあるとはいえ、
危険な薬品や危険な道具が転がっててもおかしくない
仕方ないのでディストはルークを膝の上に乗せてやるが
遊んでもらえると判断したのか忙しない


「・・・あぁもう!!
わかりましたよ、一緒に遊べばいいんでしょう!」

「!きゃあ!!」


いつまでも落ち着かないルークにやはり先に折れたのはディストであった
持っていたペンを机に転がし、
ルークの脇に手をやり立ち上がるのと同時に持ち上げると
嬉しそうな声を出しながら笑う
ルークにとって構ってくれるのはディストしか知らない
なので余計に嬉しいのだろう
そんなルークをディストは自分のほうに向けるとため息を吐いた


「どうして都合のいい時だけ言葉がわかるんですかねぇ
この研究だって貴方の大爆発を回避する為にやってるってのに」

「う~?」


そう、ディストが研究していたのは大爆発について
今だ完全同位体ができる確率は偶然にも均しく、
大爆発についても仮定しか上げていない
仮にルークと被験者であるアッシュの間に大爆発が起きたら
この子は記憶のみになってしまう
そう思うと苦いものを潰したような顔しかできない
今だに自分の恩師のことは忘れられない
それにすんなりと諦められるようなことではない
できるならこの子供を大爆発から救い、
恩師を甦らすことができないものかと考えている
しかしディストの考えなんて知ったことではないルークは
しきりにディストの髪や頬をぺちぺち叩いてくる
どちらにしろ研究はこのお子様が大人しくしない限り
進まないということがわかるので無駄な抵抗は諦めた


「まったく、私のキャラじゃないですよ
さぁ!何して遊びたいんですか!」

「ぶーぶーん!!」

「また貴方を持ち上げてぐるぐる回すんですか・・・
いいですよ、いいですよ!
身体を鍛えると思ってやりましょう!!」




得たものの大きさ
(それでもこの子が笑うなら)




「う・・・にゃ」

「・・・遊んだ後はすぐ睡眠ですか
子供には敵いませんねぇ」


例えルークが擬音しか発しなくとも
それすら把握できてしまうことや、
そんなルークを優しい顔で見ているディストが
親代わりになりつつ尚且つ大分ほだされていることに
突っ込める他人は残念ながらこの部屋にはいなかった



■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
絆されて好かれてます
なんだかんだ言って面倒見はいいと思うこのディスト
しかしどことなくポジティブ(笑


拍手up日 2008/03/05 夜人

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女性
自己紹介:
夜人と書いて「やと」って読みます
はまらないようにと思っていたのに
中古で思わず買ってしまったらどっぷりTOAにはまってしまったというそんな罠
ネタ語りやら小説が書きたいと思って勢いでブログ製作
サイトはまぁあらかたできたら作ろうかなと模索中
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